デイケアの午後
- 2016.07.06 Wednesday
- 18:35
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食事前に動ける通所者が役割を決められおしぼりを配ったり
お茶を配ったり嚥下体操のリーダーをやったりする。
通所者の励みになるので良いシステムだなと感心する。
食後一休みしてから各種趣味活動と称して
グループに別れ活動する。
合唱をするグループ、風船体操をするグループ、
驚いたのはやさしいイタリア語講座グループ
通所者の中で教師だったと思しき人が
中心になって講座を開帳している。
私もただの通所者だったら面白そうなので
参加していたと思うが私の狙いは
マシンを使ったトレーニングにあったので
マシンの希望を出す。
早速PTさんがきて今日は初日なので様子を
みましょうと言うことで、座ったままで歩行のステップ
が味わえるマシンを取り組む、そのままあまり負荷をかけずに
5分。少し重くしてその代わり外反足防止のため
足が外側に向かないようベルトをして5分、
『今日はこれで終わりにしましょう』
『えっつ?』
『初日なのでこれで筋肉痛にならないか確認して下さい。』
今まで通っていたマシンのあるデイサービスは
午前1時間午後1時間のマシンの時間がある
しかも週2回、その時間の間もちろんやりっぱなしでは
ないが、負荷やスピードは出来る限りマックス
でやるのでまさかこのくらいでは
筋肉痛ならない自信がある。
気の弱い私は逆らわず引き下がった。
午後が始まったばかりなのにもう終わってしまった。
とにかく一休みしながら考えようと席に着く。
見回すと長い手摺がある。
最近長い手摺を見るとパブロフの犬のように
涎を流す癖が付いている。
そうだあれで見つからないように自主トレをしよう。
そう思った途端知的でスタイルの良い女性が
近づいてきた。『オセロできますか?』思わず『オセーロ(教えろ)』
と言いそうになったのが初日なので心の声が『抑えて抑えて』と言っている。
壊れた頭を修復するために脳トレは必須事項。
オセロは確か勝つコツがあったような気がするが50年ぶりなのと
考えることが面倒になっているため。
あっと言うまに惨敗おみそれしました。
今度は5目並べしましょうと嬉しい言葉。
それから目立たないように手摺に向かい、
杖なし歩行の練習をする。
目立たないようにやってもどこかの眼がきっと見ているだろうな
と思いつつ。
一番最初に通ったデイサービスはそんなことしようものなら
あっという間に近くに寄ってきて椅子を置いたり
何やかや世話をやくのでうんざりしてやめてしまった。
3時半には帰って良いと言われたのでマシンの出来ない今日は
早く帰って床屋でも行こうと決めた。
帰りは電動車椅子で一人で帰った。途中、区のデイケアで一緒の
人と会った彼女はまだ20代、
交通事故に会い半身不随になってしまい
40代のお母さんに車椅子を押してもらい
今私がいた通所リハビリに通っているそう。
障害者支援法と介護保険では車椅子を借りる方法も
違うそうで支援法のほうが面倒なことも
よくあるそう。同じ国の施策なのに
何故判りにくくするのだろう。
一人で無事に家に着いたが実に快適。
もっと慣れたら居酒屋や焼き鳥やに
寄りたいな。
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